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ブルーレイ・DVDなどのBOX商品は、メーカーにより、薄いフィルムにくるまれたシュリンク包装、BOXに近いサイズの袋(バンダイビジュアルほか)などで包装された状態で販売されていますが、この包装や袋のままでは、長期保存・繰り返しのディスク出し入れなどで傷み、どうしてもみすぼらしくなってくるため、自分でピッタリなサイズの保護袋を作っています。
ブログのBD・DVD-BOXの記念写真記事をご覧いただいた方から、BOXを保護している袋は何を使っているのか?といった質問を何度かいただいているので、記事にしました。
<必要なもの>
・OPP袋(厚口)
(サイズはBOXの大きさによりB5~B4程度が良さそうです。厚口(40〜50ミクロン厚)の方がシワになりにくくキレイに出来ます。
カットしてしまうので、無駄は出ますが袋のサイズは大きめでも構いません。)
・透明粘着テープ
(経年による劣化や糊のはみ出しが少ない、ある程度の品質をもった商品が良さそうです。
ウチでは入手のしやすさもあり3Mの「透明美色」を使っています)
また、テープカッターには、ニチバン「直線美」などのように、テープの切り口がギザギザにならずまっすぐ切れる物を使うと、長期間の保管時でもテープのフチにホコリがつきにくいです。
・その他(カッターナイフ・定規・カッティングマット・ハサミ)
(OPP袋をカットするために使います。
カッターを使うので定規は出来れば金属製の物がいいかもしれません。
よく大工さんが使うL字の金属定規(さしがね)も良いですが、定規の幅が狭いのでカットの時にケガをしそうで危険です。
カッティングマットは無くても構いませんが、方眼が入っているタイプならば直角を出すのが簡単です)
↓今回は、このBOXに保護袋をつけます。
↓B4サイズ12枚入りのOPP袋。近所のダイソーで100円+消費税でした。以前は浅草橋の包装用品店まで買いに行って100枚単位で購入していましたが、最近は100均でも少ない枚数から買えるようになりました。入手出来ない場合は「OPP袋」等をキーワードに検索すればネット通販ショップが沢山ヒットします。
この袋を切ったり貼ったりします。
↓最終的にこの様にくるみます。
★記事を読みながら作業を進めるのではなく、作業前に一度最後まで記事に目を通しておくと良いかもしれません。
↓まずは、カットする幅を出します。BOXの奥行きと厚みに1cmほど加えたところマーキングします。この加えた1cmが開口部の重なる部分の幅になりますので、お好みで加減して下さい。
慣れてきたら、いきなりハサミで切れ込みを入れても構いません。
※袋の口に近い方をカットする様にしないと、袋を1枚パーにしちゃうので注意します。
↓次は、高さと厚みを足し、これも1cmほど余白を付けてマーキングします。
↓マーキングをした幅に定規を当てこのようにカットします。
↓袋のカットが出来たら、このようにBOXを入れます。コンビニの肉まん的な。
↓BOX天面と背面のセンターに袋の折り目がくるように微調整します。ここが曲がったりすると、ピッタリした袋にならないので注意が必要です。
↓袋の折り目が、BOX天面と背面のセンターからずれると、このように(右端の飛び出した部分)合わせ目がずれてしまうので、テープ止めする前に気が付きます。
↓きちんとセンターが出ていれば、このように合わせ目がずれません。
合わせ目がキレイに決まったら、袋がだぶつかないように引っ張りながら、中央の部分をテープ止めします。あらかじめ2~3cmのテープを切っておくと作業が楽です。
↓一カ所テープ止めして問題が無さそうなら、残りの部分も貼っていきます。ベロの部分は、内側に折り込む様に畳み三角形にします。
↓ベロを貼り付け、底面のテープ止めは完了です。写真ではテープを貼った位置が分かりやすいように、マスキングテープを使いました。
↓次は天面のベロも、、、
↓底面と同様にテープ止めします。
↓次は、ディスクの出し入れをする口の部分を処理します。最初はこのようになっていると思います。
↓封をしやすいように、45度の角度に折り目を付けます。
↓四カ所とも折り目を付けたら、内側に折りたたみ、封テープをします。テープの端を折っておくと、剥がす時に楽です。
↓完成です。
なお、ピッタリサイズに作るためBOXを袋から取り出すのは非常に困難になります。
オビが巻かれている場合、オビの下のBOXアートが見られなくなったりするので、画像で良い場合は事前に写真を撮ったりスキャンしておくと良いかもしれません。
また、この袋はいわゆる「三方背ケース」と呼ばれる形のBOXに適していますが、取り出しが可能なように少しゆるめに作ることで、お弁当箱や印籠のようにフタがついたBOXやデジパックでも対応できるかと思います。
<2016.6/4 09:43追記>
ディスクの取り出し口の封テープには「3M スコッチ 塗装用マスキングテープ 15mm×18m M40J-15」を使用しています。(封テープをする際にはテープの端を折ってつまみを作っておくと剥がしやすいです)
袋の作成に使っている「透明美色」を含め、これまで色々な種類の粘着テープを封テープに試したのですが、何度か剥がしているうちに糊がOPP袋側に残ってしまい、ベタベタしたり汚くなったりする物がほとんどで、長期にわたり繰り返しの使用に耐えられる物はほとんど有りませんでしたが、3Mのマスキングテープは、3年(常温・暗所環境下)ほど使っていますが、貼り剥がしを十数回程度繰り返しした場合でも多少粘着力が落ちる程度で、袋側を汚すことはほとんど無い様なので、自分が使ってみた範囲では今のところこれがベストでした。
ちなみに、他社マスキングテープでは糊が残る事があったので、マスキングテープなら何でも良いわけではない様です。
もっと良いテープがあるよという情報をお持ちの方はコメント欄等からご一報下されば幸いです。
※以前、いわゆるセロハンテープのように透明のテープで、繰り返しの貼り剥がしに耐えるテープがあったのですが、商品名やメーカー名も忘れてしまいました。
<2018.2/19 10:30追記>
ディスク取り出し口の封に適したテープをいくつかテストした結果、「ハリマウス」というメーカーのクリアテープが良い結果だったので追記します。
「ハリマウス」は、ハンディタイプのテープカッターの名称ですが、その詰め替え用テープを購入、ヘイコーOPP袋「クリスタルパック」に貼った状態で、約1年経過後にテープを剥がしてみました。
最初に剥がす際には少し抵抗がありましたが、目立った糊残りも無く、再使用時の粘着力も初期状態からあまり落ちていないようです。
テープ色が黄色の「3M スコッチ 塗装用マスキングテープ」と違い、透明なテープなので、BOXの開口部によっては黄色テープが気になる場合には使えそうだと思いました。
ただし、現在のところ「ハリマウス」はテープ幅が12mmの製品しか無い様でその点が少し残念です。
いくつも封テープの貼り剥がしをテストしてみましたが、OPP袋にはアクリル系粘着剤を使用した製品が良いのかも知れません。
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Blu-ray-BOX / DVD-BOX保護袋のつくりかた<2018.2/19追記> [その他雑記]
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ブルーレイ・DVDなどのBOX商品は、メーカーにより、薄いフィルムにくるまれたシュリンク包装、BOXに近いサイズの袋(バンダイビジュアルほか)などで包装された状態で販売されていますが、この包装や袋のままでは、長期保存・繰り返しのディスク出し入れなどで傷み、どうしてもみすぼらしくなってくるため、自分でピッタリなサイズの保護袋を作っています。
ブログのBD・DVD-BOXの記念写真記事をご覧いただいた方から、BOXを保護している袋は何を使っているのか?といった質問を何度かいただいているので、記事にしました。
<必要なもの>
・OPP袋(厚口)
(サイズはBOXの大きさによりB5~B4程度が良さそうです。厚口(40〜50ミクロン厚)の方がシワになりにくくキレイに出来ます。
カットしてしまうので、無駄は出ますが袋のサイズは大きめでも構いません。)
・透明粘着テープ
(経年による劣化や糊のはみ出しが少ない、ある程度の品質をもった商品が良さそうです。
ウチでは入手のしやすさもあり3Mの「透明美色」を使っています)
また、テープカッターには、ニチバン「直線美」などのように、テープの切り口がギザギザにならずまっすぐ切れる物を使うと、長期間の保管時でもテープのフチにホコリがつきにくいです。
・その他(カッターナイフ・定規・カッティングマット・ハサミ)
(OPP袋をカットするために使います。
カッターを使うので定規は出来れば金属製の物がいいかもしれません。
よく大工さんが使うL字の金属定規(さしがね)も良いですが、定規の幅が狭いのでカットの時にケガをしそうで危険です。
カッティングマットは無くても構いませんが、方眼が入っているタイプならば直角を出すのが簡単です)
↓今回は、このBOXに保護袋をつけます。
↓B4サイズ12枚入りのOPP袋。近所のダイソーで100円+消費税でした。以前は浅草橋の包装用品店まで買いに行って100枚単位で購入していましたが、最近は100均でも少ない枚数から買えるようになりました。入手出来ない場合は「OPP袋」等をキーワードに検索すればネット通販ショップが沢山ヒットします。
この袋を切ったり貼ったりします。
↓最終的にこの様にくるみます。
★記事を読みながら作業を進めるのではなく、作業前に一度最後まで記事に目を通しておくと良いかもしれません。
↓まずは、カットする幅を出します。BOXの奥行きと厚みに1cmほど加えたところマーキングします。この加えた1cmが開口部の重なる部分の幅になりますので、お好みで加減して下さい。
慣れてきたら、いきなりハサミで切れ込みを入れても構いません。
※袋の口に近い方をカットする様にしないと、袋を1枚パーにしちゃうので注意します。
↓次は、高さと厚みを足し、これも1cmほど余白を付けてマーキングします。
↓マーキングをした幅に定規を当てこのようにカットします。
↓袋のカットが出来たら、このようにBOXを入れます。コンビニの肉まん的な。
↓BOX天面と背面のセンターに袋の折り目がくるように微調整します。ここが曲がったりすると、ピッタリした袋にならないので注意が必要です。
↓袋の折り目が、BOX天面と背面のセンターからずれると、このように(右端の飛び出した部分)合わせ目がずれてしまうので、テープ止めする前に気が付きます。
↓きちんとセンターが出ていれば、このように合わせ目がずれません。
合わせ目がキレイに決まったら、袋がだぶつかないように引っ張りながら、中央の部分をテープ止めします。あらかじめ2~3cmのテープを切っておくと作業が楽です。
↓一カ所テープ止めして問題が無さそうなら、残りの部分も貼っていきます。ベロの部分は、内側に折り込む様に畳み三角形にします。
↓ベロを貼り付け、底面のテープ止めは完了です。写真ではテープを貼った位置が分かりやすいように、マスキングテープを使いました。
↓次は天面のベロも、、、
↓底面と同様にテープ止めします。
↓次は、ディスクの出し入れをする口の部分を処理します。最初はこのようになっていると思います。
↓封をしやすいように、45度の角度に折り目を付けます。
↓四カ所とも折り目を付けたら、内側に折りたたみ、封テープをします。テープの端を折っておくと、剥がす時に楽です。
↓完成です。
なお、ピッタリサイズに作るためBOXを袋から取り出すのは非常に困難になります。
オビが巻かれている場合、オビの下のBOXアートが見られなくなったりするので、画像で良い場合は事前に写真を撮ったりスキャンしておくと良いかもしれません。
また、この袋はいわゆる「三方背ケース」と呼ばれる形のBOXに適していますが、取り出しが可能なように少しゆるめに作ることで、お弁当箱や印籠のようにフタがついたBOXやデジパックでも対応できるかと思います。
<2016.6/4 09:43追記>
ディスクの取り出し口の封テープには「3M スコッチ 塗装用マスキングテープ 15mm×18m M40J-15」を使用しています。(封テープをする際にはテープの端を折ってつまみを作っておくと剥がしやすいです)
袋の作成に使っている「透明美色」を含め、これまで色々な種類の粘着テープを封テープに試したのですが、何度か剥がしているうちに糊がOPP袋側に残ってしまい、ベタベタしたり汚くなったりする物がほとんどで、長期にわたり繰り返しの使用に耐えられる物はほとんど有りませんでしたが、3Mのマスキングテープは、3年(常温・暗所環境下)ほど使っていますが、貼り剥がしを十数回程度繰り返しした場合でも多少粘着力が落ちる程度で、袋側を汚すことはほとんど無い様なので、自分が使ってみた範囲では今のところこれがベストでした。
ちなみに、他社マスキングテープでは糊が残る事があったので、マスキングテープなら何でも良いわけではない様です。
もっと良いテープがあるよという情報をお持ちの方はコメント欄等からご一報下されば幸いです。
※以前、いわゆるセロハンテープのように透明のテープで、繰り返しの貼り剥がしに耐えるテープがあったのですが、商品名やメーカー名も忘れてしまいました。
<2018.2/19 10:30追記>
ディスク取り出し口の封に適したテープをいくつかテストした結果、「ハリマウス」というメーカーのクリアテープが良い結果だったので追記します。
「ハリマウス」は、ハンディタイプのテープカッターの名称ですが、その詰め替え用テープを購入、ヘイコーOPP袋「クリスタルパック」に貼った状態で、約1年経過後にテープを剥がしてみました。
最初に剥がす際には少し抵抗がありましたが、目立った糊残りも無く、再使用時の粘着力も初期状態からあまり落ちていないようです。
テープ色が黄色の「3M スコッチ 塗装用マスキングテープ」と違い、透明なテープなので、BOXの開口部によっては黄色テープが気になる場合には使えそうだと思いました。
ただし、現在のところ「ハリマウス」はテープ幅が12mmの製品しか無い様でその点が少し残念です。
いくつも封テープの貼り剥がしをテストしてみましたが、OPP袋にはアクリル系粘着剤を使用した製品が良いのかも知れません。
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